ペルシア絨毯の歴史

ペルシア絨毯の歴史

「悠久の歴史が紡いだ物語」・・・ペルシア絨毯

あらゆる生物は快適な環境を好み、人類もその例外ではありません。古来、人類は住まいに居心地の良さを求めてきました。冷寒地に住む人々は何よりもまず大地からの底冷えを防がねばなりません。灼熱の砂漠で生活を営む人々も夜の急激な冷え込みに備える必要があります。干し草の寝床は防寒の必需品であり、獣の毛皮は何者にも勝る保温剤だったのに違いありません。

高温多湿地帯に住む人々は、ひんやりとした感触の床材を求め、植物の靭皮などをなめしたり、編んだりして、敷物にしました。何時の時代でも、どの地域でも、人々は入手可能な材料と最高の技法で敷物を作り、快適な居住空間づくりのベースとしたものです。

ペルシア絨毯の歴史

絨毯のはじまりは、先史時代
カーペットのルーツをたどっていくと、人類が狩猟生活を営んでいた先史時代にまでさかのぼります。
厳しい自然から身を守るために生まれた暮らしの道具、それがカーペットの始まりだったのです。

羊毛の登場で進歩した絨毯
農耕牧畜時代に入ると、人類は綿羊を飼い始め、その毛が敷物にも利用されるようになりました。
まず、生まれたのがフェルト。これは羊毛を集めて圧縮しただけの単純なものでしたが、カーペットの快適性を飛躍的に高めるものでした。やがて簡単な平織りが作られはじめ、特に古代バビロニアやエジプトでは技術がめざましく進歩して、縞模様やつづれ織りの敷物が生産されました。

絨毯の誕生と、世界への広がりフェルトやつづれ織りのような平面な敷物に変わって、暖かさ、感触の良さを生かすパイル系の厚みのある敷物が生まれました。これが経系にひとつひとつパイルを結びつけてつくる段通です。これが絨毯でその起源は定かでありませんが、中央アジアやペルシア、インド、中国など、それぞれの地方で独自の発達が見られます。シルクロードをはじめとして、絨毯という偉大な発明が世界中へと広がっていったのです。

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